ヘルペス・帯状疱疹
「唇の端がピリピリする」「水ぶくれができて痛い」そんな症状に心当たりはありませんか?
もしかすると、それはウイルスが原因の「ヘルペス」や「帯状疱疹」かもしれません。
これらの疾患は早期診断と迅速な治療がとても重要です。
当院では、皮膚科専門医である女性院長が早期診断・治療を丁寧に行っております。
ヘルペス・帯状疱疹の症状について
単純ヘルペス
主に以下の部位に症状が出るウイルス感染症です。
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口唇ヘルペス:唇や口周りに小さな水ぶくれができ、ピリピリとした痛みを伴います。
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性器ヘルペス:デリケートゾーンに症状が出て、排尿痛や発熱を伴うこともあります。
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手指や顔面などにも症状が出ることがあります
帯状疱疹(たいじょうほうしん)
子どもの頃にかかった水ぼうそうのウイルスが原因で、以下のような症状が出ます。
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神経に沿って体の片側だけに帯状に水ぶくれや赤みが現れる
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刺すような痛みやピリピリ感がある
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発熱や倦怠感を伴うこともある
特に帯状疱疹は、神経の炎症によって痛みが長引く後遺症(帯状疱疹後神経痛)につながることがあるため、早めの治療が非常に大切です。
ヘルペス・帯状疱疹の原因について
どちらもウイルス感染が原因です。
単純ヘルペスウイルス(HSV)
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HSV-1:主に口唇ヘルペスの原因
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HSV-2:主に性器ヘルペスの原因
一度感染すると、ウイルスは神経節に潜伏し、疲労・ストレスなどで免疫力が落ちた時に再発します。
水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)
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子どもの頃にかかった水ぼうそうのウイルスが体内に潜伏し、免疫が落ちたときに再活性化して発症します。
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高齢者や免疫抑制中(病気・抗がん剤治療中など)の方に発症しやすい傾向がありますが、若い方でも発症することがあります。
ヘルペス・帯状疱疹の診断について
ヘルペス・帯状疱疹の診断は視診・問診といった臨床症状が⾮常に重要です。
単純ヘルペス
- 前兆があるか: 発疹が出る前に、チクチク、ムズムズ、ピリピリとした違和感や痛みを感じる。
- 小さな水ぶくれの集まり: 唇や性器など特定の場所に、小さな水ぶくれがぶどうの房のように集まってできる。
帯状疱疹
- 痛みが先行する: 発疹が出る数日から1 週間ほど前に、体の片側(右か左のどちらか)の皮膚の下にピリピリ、ズキズキとした痛みが始まる。
- 神経に沿った帯状の発疹: 痛かった場所に、帯状に赤い発疹や水ぶくれが広がる。
- 片側性であること: 症状が体の真ん中を越えて反対側に広がることは基本的にはない(左右どちらか片側のみに出る)。
どちらの場合も、臨床症状のみでの診断も可能ですが、診断に悩む場合には迅速検査キット(デルマクイックHSV、デルマクイックVZV)で確実に診断することが可能です。
当院では早期診断・早期治療をモットーに診療を行ってまいります。
ヘルペス・帯状疱疹の治療法について
治療は抗ウイルス薬の内服が基本となります。発症からなるべく早期に治療を開始することで、症状の軽減や重症化予防が期待できます。
抗ウイルス薬
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バルトレックス、ファムビル、アメナリーフ など
- 当院ではPIT(Patient Initiated Therapy)も行っています。あらかじめ処方された薬剤を初期症状に基づき患者判断で服用開始する治療方法で、海外では1day treatment と呼ばれています。日本でも保険適応でPIT可能な薬剤がありますので、どうぞご相談ください。
※性器ヘルペスでは、再発予防の長期内服を行う場合もあります。
帯状疱疹の痛みへの対応
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痛み止め(アセトアミノフェン・NSAIDsなど)
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ビタミンB12製剤
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神経痛が続く場合は専門医(ペインクリニック)への紹介も可能です
当院では、診断と治療を早期に行うため、症状の経過や発疹の写真などを見せていただくことも推奨しています。お気軽にご相談ください。
ヘルペス・帯状疱疹についてのよくある質問
Q1. ヘルペスは他人にうつりますか?
A1. ウイルスが含まれる水疱部分に触れることでうつる可能性があります。タオルの共用は避けましょう。特に帯状疱疹の患者さんの皮膚の発疹部分には、水ぼうそうの原因となる水痘・帯状疱疹ウイルスが含まれているため、乳幼児や子どもなど水ぼうそうにかかったことがない人がこのウイルスに感染すると、水ぼうそうとして発症する可能性があります。
帯状疱疹の患者さんの発疹が治るまでは、特に水ぼうそうにかかったことがない人との接触を避けてください。患部は包帯やガーゼで覆い、他の人が直接触れないようにしましょう。また、使用したタオルなどは家族と共有しないようにしましょう。
Q2. 帯状疱疹はどれくらいで治りますか?
A2. 早期に治療を始めれば2〜4週間ほどで治まることが多いですが、痛みだけが長引くこともあります。発疹とともに痛みも治まっていくことが多いので、できるだけ早くご相談ください。
Q3. 何科に行けばいいですか?
A3. ヘルペスや帯状疱疹は皮膚科が専門です。発疹の場所や症状に応じて、他科(眼科・耳鼻科・神経内科)と連携して治療を行なっていきます。
Q4. 性器ヘルペスも診てもらえますか?
A4. はい、プライバシーに配慮した診療を行っております。女性医師が対応しますのでご安心ください。
