じんましん
突然、皮膚が赤く腫れて強いかゆみに襲われた経験はありませんか?
それは「じんましん(蕁麻疹)」かもしれません。じんましんは比較的よく見られる皮膚の病気で、急性のものから慢性的に繰り返すものまで多様なタイプがあります。
当院では、皮膚科専門医が丁寧に診察を行い、早期に症状をおさめ、再発しにくいように治療をを行っていきます。
じんましんの症状について
じんましんは、以下のような特徴を持った皮膚症状が突然現れます。
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赤く盛り上がった発疹(膨疹と呼ばれます)
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強いかゆみ
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症状は数時間以内に消えることが多い
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消えても別の場所に再び出て、出たり引っ込んだりを繰り返す
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夜間や入浴後に悪化することもある
膨疹は蚊に刺されたような見た目をしていて、丸い形だけでなく地図状に広がることもあります。一見軽く思われがちですが、繰り返すじんましんは生活の質(QOL)を大きく下げることもあるため、早めの受診をおすすめします。
じんましんの原因について
じんましんの原因は非常に多岐にわたり、以下のようなものが知られています。
アレルギーが関係するもの(即時型反応)
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食べ物(魚介類、卵、ナッツ、小麦など)
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薬剤(抗生物質、解熱鎮痛薬など)
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虫刺され
物理的な刺激によるもの
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摩擦(衣服によるこすれなど)
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圧迫(下着のゴムなど)
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冷温刺激(冷たい風、お風呂など)
内因性(原因が明確でないもの)
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ストレス
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疲労
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感染症
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自己免疫異常 など
ですが、じんましんは原因を1つに特定することは困難であることが多いです。複数の原因が重なり、体のバランスが崩れることで生じることが多いため、当院では、生活背景や発症のタイミングを丁寧に伺いながら、必要に応じて血液検査などを実施して治療を行なっていきます。
じんましんの種類について
じんましんは症状の持続期間や原因によっていくつかのタイプに分けられます。
急性じんましん
・発症から数時間~数日で治まる一過性のじんましん。ウイルス感染や食べ物が原因になることが多いです。
慢性じんましん
・6週間以上、繰り返し症状が出現する状態。原因不明のケースが多く、体質やストレスが関係していると考えられています。
特殊なじんましん
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コリン性じんましん:運動や入浴などで体温が上昇した際に出る小さな赤いブツブツ
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寒冷じんましん:冷たい風や水に触れると出る
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遅延圧性じんましん:リュックの肩紐やベルトで圧迫された部分に出現
症状に合った適切な診断と治療が必要です。
じんましんの治療法について
じんましんの治療は、原因の除去と、かゆみや発疹を抑える薬物内服療法が基本です。
1. 原因が明らかな場合は除去
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アレルゲンとなる食品や薬剤を特定できた場合は、それを避けることが最も大切です。
2. 抗ヒスタミン薬の内服
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一般的には抗アレルギー薬(抗ヒスタミン薬)を内服し、症状をコントロールします。
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内服による症状の変化を確認し、適切に対応していきます。
3. 外用薬(かゆみ止め)
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皮膚のかゆみが強い場合は、かゆみ止めの塗り薬を併用します。
ただし、治療のメインは内服薬です。
4. その他の治療法
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難治性の場合は内服ステロイドやゾレア(生物学的製剤)なども選択肢に入ることがあります。
ただし、これらの薬剤は皮膚科専門医の指導のもと使用することがガイドラインで推奨されています。当院では大学病院でも治療経験豊富な皮膚科専門医の院長により治療を行なっていきます。
当院では、生活スタイルや年齢、妊娠中・授乳中の方への配慮も含め患者様お一人に合わせたオーダーメイド治療を行っています。どうぞお気軽にご相談ください。
じんましんについてのよくある質問
Q1. 皮膚に跡は残りますか?
A1. 通常のじんましんであれば、発疹が消えたあとに跡が残ることはありません。ただし、長期間かきむしった場合などは傷になってしまい、色素沈着を起こすこともあるため、早めの治療が重要です。
Q2. 市販薬で治してもいいですか?
A2. 軽症であれば一時的に治まることもありますが、繰り返す場合は自己判断せずに受診してください。慢性化すると治療が長引く傾向があります。
Q3. アレルギー検査はできますか?
A3. はい、当院では必要に応じて血液検査を実施しています。お子様のアレルギー検査も可能です。ただし、すべての原因を検出できるわけではありません。
Q4. 何科に行けばいいですか?
A4. じんましんは皮膚科が専門です。治療がうまくいかないと症状が長引くことも多く、特に皮膚科専門医の受診がおすすめです。当院ではアレルギーの視点も含めて診療しますので、お気軽にご相談ください。
